有限会社SOCK(ソック) > 地すべり観測業務、製品販売
歪計・水位計・孔内傾斜計などで地すべりの進行状況を確認し、危険を事前に察知します。
また未確認の地すべりの可能性のある箇所も発見できます。
パイプ歪計は、地滑り発生地点に埋設して、パイプの変形によって生ずる ひずみ変動を電気的に検出し、地すべりの位置、活動状況を測定する計測器です。
また、他の計測機器に比べ低コストであり、多くのボーリング孔を必要とする場合の計測手段としても有効です。
<特徴>
パイプひずみ計は非常に高感度で、わずかな地中の変動をも検出することができます。
これにより、地すべりの進展状況が推察でき、地すべり方向の断面で数箇所ボーリング孔に埋没し、各項のひずみ(曲がり)の最も大きい地点を結べば、すべり面の位置(深度)と全体の形状を知ることができます。
また、その性質から、未知の地すべり面を見つけることも可能です。
水位(孔内水位)」とは「GL〜水面までの距離」を表します。
水位計が生データとしてあらわすものは水圧です。
この水圧を示す値(生データ)を「センサ部〜水面間の距離」 に換算する必要があります。
水位計に限らず、一般的にセンサは「校正係数」という単位換算 のための係数をもっています。
水位計の場合、校正係数をかけることで水圧が距離に換算されます。
例えば換算の結果、この距離が5mだったとしましょう。
もし、水位計の設置深度(ケーブル長。GL〜水位計先端までの距離)を把握していれば、差し引くことで 孔内水位を割り出すことができますね。
ケーブル長が12mだとすれば、12−5=7mが 孔内水位となります。
もうひとつの方法として、計測開始時の水位・センサにかかる水圧を基準として、その後の水位変動分を加減する方法です。
前述の数値にあわせた形で説明します。
初期水位が7mで、水位計センサには5mの水圧がかかっているとします。
その後−2mの水位変動があった場合、当然センサの値も−2mになります。 (センサの水圧は3mに)
結果として水位変動があった時点の水位は、初期水位7m−(−2m)=9mになります。
右の写真で手に持っているのが孔内傾斜計の本体、「プローブ」です。これに、計測深度を満たした長さのケーブルを接続します。
さらにケーブルの先には指示器を接続します。
メーカーによっては指示器の数値を目視記録するものや、メモリ記憶するものなど、色々あります。
接続したプローブは、いったん観測孔の底まで降ろし、しばらくなじませます。
その後、通常0.5mピッチで引き上げながらその都度データを確認・記録します。
なお、右の写真のように、ケーブルを引き上げる際は用意したタライに収納しながら行うとからまり防止になって便利ですよ。
伸縮計 | 伸縮計 | 地中伸縮計 |
上の左側の絵を見てください。画面左半分が見事に落ちこんでいます。そして何だかわからないものが亀裂を挟んで取り付けてありますね。これがいわゆる「伸縮計」です。伸縮計は、動くと想定される点(動点)と、動かないと想定される点(不動点)を結び、その変位を計測するための機器です。
この絵でいうところの不動点は、画面右の、落ち込んでいない場所を指します。基本的に不動点に伸縮計本体を取り付けます。台に載った四角形の物体がそうです。
そして動点は、画面左端に打ち込んだ杭になります。
この2点を、インバー線という温度影響の少ない金属線で結びます。
温度影響が多いとどうなるでしょう。気温や地熱によって線が伸び縮みしてしまい、正確なデータが計測できなくなってしまいます。
この2点を結ぶにあたって、塩ビ管が間に配置しているのがわかると思います。
これは インバー線を保護するためのもので、周りに打ち込んだ杭は塩ビ管を支持するためのものなのです。風や雨、鳥や動物からインバー線を守ってあげることが大切です。
上の左側の絵は、いわゆる「地表伸縮計」です。地表の変位をはかるためのものです。
そのほかに、ボーリング孔の孔底と地表とを結ぶ「地中伸縮計」というタイプのものもあります。
地中伸縮計は一般的にステンレスのワイヤーを細いチューブの中に通したもので2点を結びます。
用紙に記録するものタイプ、データ収録器でデータを記録するタイプなどいろいろございますのでニーズにあったものをご利用ください。
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